HiHi Jetsを好きになってKinKi Kidsを好きでいられること

さて、私は音楽の日HiHi Jetsに落ちたわけなんですが。

 

ここに来て、今更ながらHiHi Jetsに感謝したいことがあります。

先に言っとくとすごーく長くなります。

まぁまぁ真面目な話ではあります。私にとって。

 

ブログの最初に書いたとおり、私はKinKi Kidsファンです。

大好きです。

 

先週末、2年ぶりのドームコンサートがありました。

ありがたいことに当選して、行くことができました。

キンキ担にとって、少なくとも私は、ものすごく感動して、KinKi Kidsの未来は希望に満ち溢れている…と思いました。

 

そして二人が改めて大好きだと思いました。

一晩寝て、余韻を感じながらも色んな思いを噛み締めて、そしてHiHi Jetsへの感謝の気持ちを感じました。

 

は…?ですよね。

わかります。説明します。

 

 

全くもって自慢できる事ではありませんが、キンキにはそれぞれ過激なファン…もといアンチがついています。

殆どがいい大人なはずのファンなのに、恥ずかしいことですよね…。

嫌いなら離れればいいのに…。

 

その自称ファンのアンチ、アンリーと呼ばれているのをジャニオタなら聞いたことがあるでしょう。

アンリーとは誰か一人を応援し、残りのメンバーへ誹謗中傷を行うオンリーとアンチをかけ合わせた造語です。

 

アンリーは非常に声がでかいです。

見ないようにしていても名前をタグにしてまで目につくようにすることもあります。

好きな人の名前で検索すると、好きな人がボロクソに叩かれてるんです。

あれは衝撃です。

メンタルえぐられます。

 

で、そんなアンリー問題はKinKi Kidsを応援する以上ずっとついてまわっていたんです。

 

顔の見えないネットでの誹謗中傷にとどまらず、コンサート会場でもお互いのソロでわざと席を立つ、わざわざ悪口を言う、そういう事を目にすることがあるんです。

 

私にとっては恐怖の存在です。

 

ソロコーナーに入る前にゾロゾロと出ていかれるかもしれない。

隣の席の人がどちらかを嫌いかもしれない。

どちらかのメンカラのみを身につけていると、もしかしたらもう片方は好きじゃないかもしれない。

 

そんな不安を感じるんです。

無用な心配を常にしている状態です。

それはコンサートに限ったことではなく、いつしか雑誌のインタやテレビのコメントでも不安を感じるようになっていました。

 

そんな言い方をしたらまた叩かれるかもしれない。

その言葉のチョイスは誤解されるかもしれない。

 

私は二人が完璧人間だとは思ってません。

失言だって失敗だってあります。

でも根底の人間性は、尊敬できると思っています。

それは長年の二人の言動だけでなく、周りを取り囲む方たちとの関係を見ても間違いないと思っています。

 

だから本当は、彼らがちょっと言葉のチョイスを間違えたときであってもその根底の信頼は揺らがないはずなんです。

 

でも長年の無用な不安のせいで思うんです。

 

そんな言い方したらまた叩かれる。

 

 

実際は、その発言があろうとなかろうとアンリーは誹謗中傷するんですけどね。

もう、トラウマです。

過剰に反応しちゃうんです。

 

おそらくはきっと最初は私と同じような感覚で過剰に反応していただろうファンが、今度は不安のあまり二人に平等を求めるようになります。

 

平等ならば、二人が同じようにしていれば、叩かれないですむ。

 

昔は当たり前のように

「キンキどっちが好き?」

と交わされていた会話。

 

「私は○○が好き!」

「私□□!」

『かっこいいよね!』

 

とても平和にお互いの好きなものを共有できました。

 

「○○かっこいいよね!」

「□□歌上手いよね!」

 

こんな会話もできました。

 

 

では今、この質問をしたらどうなるでしょう。

 

どちらに対しても好意的に思っているキンキファンはおそらくこう答えるでしょう。

 

「どっちも好きだけど、どちらかというと○○かな。」

 

どっちも好きだけど。

これね、本当はなくてもいい言葉です。

○○が好き=□□が嫌い

ではないんです。

 

でもキンキファンはこう言いたくなるんです。

 

「二人ともかっこいい」

「二人とも歌がうまい」

 

どっちかだけを褒めることは不安。

 

本来人には好みがあって、どういうところに惹かれるかなんて人それぞれです。

だから片方はかっこいいけどもう一人は私の好みでなかったとしても、それはイコールもう一人は嫌いなわけではありません。

 

実際私は「どっちがイケメンですか?」と聞かれたら光一くんと答えるでしょう。

でも私は剛くんが好きで、顔の好みも圧倒的に剛くんです。

 

でもダメなんです。

反射的にイコール嫌いとされることに恐怖を覚えます。

 

普通に考えたら異常ですよね。

いつからこうなっちゃったんだろね…。

 

まぁ、そんな感じで、二人のことは大好きで信頼しているけれど、ちょっとした事で不安になる日々を送っていたんです。

 

また、昔と違い今はSNSですぐに人の感想や感情を見ることができます。

そうすると、本人ではない第三者の感情がのった情報を目にすることが多くなります。

 

本人たちの代弁者がたくさん生まれるんです。

 

それを本人たちの発信より前に見るのはもはや地雷です。

 

純粋に私の感じた印象を感じ取れないんです。

ネガティブなイメージが先行して、不安な気持ちを感じるんです。

もはやここは自分のせいなんですけどね…。

 

これが分かりやすいネガティブな意見な場合も多いですが、私がよりきついのは好きだと言いながら同情するような意見を見たときです。

 

○○かわいそう。優しいから我慢してるんだね。

□□かわいそう。辛いよね、苦しいよね。

 

本人たちが可哀想扱いしてほしくて言ってるとは思わなくても、先に目に入った意見は心に引っかかります。

 

これがね、本当に疲れる。

 

 

前のブログで

「本人たちから出た言葉だけを信じる」

と私は書きました。

 

偽りはないですが、ある意味言い聞かせでもあります。

自分でそうやって噛み締めないと不安なんです。

それはもう二人を信頼していることにはならないかもしれないですね…。

でもそれを認めるのも怖いんです。

 

そんな頃、恩師のジャニーさんがなくなりました。

ほんの少しだけ、私は二人が解散を選ぶかもしれないと思いました。

 

もちろん嫌いだからとか、そういう意味ではありません。

でもあまりにも二人の突き詰める道は毛色が違くて、そんなとき見た「それぞれの場所にいるほうが楽しそう」というどこの誰かわからない人の意見に恐ろしく不安にさせられました。

 

大好きなジャニーさんがいたから、二人はジャニーさんのために一緒にいるのかもしれない。

 

失礼な話なんです。

今思えば。

ごめんね。

 

そして私は、音楽の日HiHi Jetsに出会いました。

HiTubeをみて、昔の自然で楽しそうなキンキを重ねました。

年齢もあるでしょう。

いや、多分正確には、アンリーの存在に怯えずに自由に自分の感情で応援していた「昔の自分」を思い出したのかもしれません。

 

自然に楽しそうにする5人に、久しぶりにネガティブな情報を持たずに純粋に楽しむことができました。

 

こう書くとキンキのかわりにHiHi Jetsを好きになったみたいですよね。

否定したいけど、もしかしたらできないのかもしれません。

すごく複雑な気持ちです。

 

キンキも好きな気持ちは変わりません。

でも、雑誌のインタは読まなくなりました。

長年に渡って積もったインプットされたネガティブな言葉は、インタを読んだときに大きな影響を与えるからです。

 

音のないテキストは怖い。

 

幸いというかジャニーズJr.の活動は盛んで、HiHi Jetsを追うのに忙しく、またそれが楽しくて、自然とキンキについての第三者の意見を取り入れる機会がなくなりました。

ツイッターもあまり見なくなりました。

あくまでも仲のいい子のツイートを見て公式情報を追うだけ。

雑誌の発売に関しては写真がかっこいいという情報のみにとどめました。

 

私がキンキの情報を得るのは、ブンブブーンとラジオのみ。音を感じる媒体のみ。

 

またちょうど同じ頃に二人がそれぞれ後輩の舞台に少しずつ携わっているというニュースが流れました。

嬉しかったです。

特に剛くんはあまりジャニーズの後輩との関わりをオープンにしていなかったから。

改めてジャニーズのこと好きなんだなって感じられて本当に嬉しかったです。

 

これだってね、剛くんは一度だってジャニーズに対して否定的なこと言ったことないんですよ。

しかも剛くんがジャニーさんも先輩も後輩もつながりを大事にしている人だって知ってたはずなんです。

なのに勝手に不安になって、勝手に安心して喜んだんです。

 

そして年末ライブが発表されました。

不安と期待。

三者からの情報を取りすぎないようにしました。

 

おそらく8:2くらいでHiHi Jetsを追っていました。

純粋に楽しかったんです。

 

そしてコンサート。

私はおそらく、かなりフラットな状態でコンサートを楽しむことができたと思っています。

 

ちゃんと、私の本当の印象と感想を持つことができました。

キンキはKinKi Kidsが大好きだった。

誇りに思っていて、二人だからできる場所。

二人が大事にしている場所。

 

ずっと昔、純粋にキンキを好きだったときと同じ印象でした。

 

二人はずっと「俺達の関係は変わってない」と言っていたのに、なんで私はそれを信じられなかったんだろう。

もちろん全く変わってないということではありません。

でも、根本的な部分は変わっていないということ。二人にとっても改めて思うことがたくさんあったみたいです。

 

もし私がHiHi Jetsにハマってなくて、相変わらずキンキについての第三者の意見までも見続けてコンサートを迎えていたら、もしかしたらこんな純粋な感情は持てなかったかもしれない。

 

だからHiHi Jetsには感謝をしています。

私がこれから純粋にキンキを応援できるのはきっとHiHi Jetsのおかげです。

 

HiHi Jetsありがとう。

そしてKinKi Kids、ありがとう。

 

心の中に蓄積された積もり積もったネガティブな言葉は消えていないので、まだ雑誌媒体のインタは読めません。

 

でも、私には2つの推しグループがあって、剛と猪狩蒼弥という推しもいる今が幸せです。

光一もゆうぴみずきはしもさくまも好きだとはあえて言いません。

だってそんなことわざわざ付け足さなくたって当たり前だからです。でもこう書きながらも不安は感じています。

一種の強迫観念…かな?

 

でもこれからはあえてそうしていきたい。

リハビリですかね。

 

 

 

 

最後に。

HiHi Jetsのファンの皆様にお願いです。

「人はみんな違う。推しと自分は違う。自分は推しの代弁者ではない。」

ということを忘れないでください。

HiHi Jetsファンじゃなくてもお願いです。

 

あなたがもしメンバーの誰かを好意的に思っていなかったとしても私は否定しません。

それは人として自然な感情です。

それは仕方ない。

そしてそれをSNSでつぶやいても構わないと思います。

もちろん言い方を気をつけた上で。

願わくば心で思うだけにしてもらいたいですが、個人が何をつぶやくかは規制できないですもんね。

ただ、それは「あなた」の感情であって「推し」の感情ではありません。

そこを履き違えないでください。

 

純粋にキンキが好きだった私は、いつしか純粋にキンキを見れなくなっていました。

自分から出た気持ちではなくても、周りの意見に影響してしまうことは十分にあります。

人のせいにしてしまっているような感じではありますが、言葉にはそれだけ影響力があるということです。

 

大事に使っていきましょうね。